――“沈黙しない職場”をつくる、新しい風の入口
令和6年、全国法律関連労働組合協議会(全法労)の調査によると、
弁護士事務所の4割以上でハラスメントがあったと報告されています。
この調査は、驚きをもって受け止められましたが、
実はそこには、私たちの多くの職場にも共通する構造があります。
少人数で、閉鎖的で、上下関係がはっきりしている。
こうした環境は、どの業種でも「ハラスメントの温床になりやすい」とされています。
だからこそ、必要なのは――
「何かあったとき、すぐに相談できる“外の窓口”」
そして、「何もなくても空気が通る制度」なのです。
それが、**『社内まちかど行政書士相談室』**の考え方です。
あなたの職場に、こんな空気はありませんか?
- 困っているのに、誰にも言えない。
- 上司に相談したら、逆に気まずくなりそう。
- 誰かが怒られているのを見ても、何も言えなかった。
- 何がハラスメントで、何がそうでないか、正直よくわからない。
私たちは、それを「沈黙が前提になっている職場」と呼びます。
そんな現場に、外からふっと風を通すしくみ。
それが、**「社内まちかど行政書士相談室」**です。
💬 どんなことをするの?
TGS行政書士事務所の外部相談員が、月に一度、あるいは必要なときに、会議室などの一角で「まちかど相談室」を開きます。
ポスターで告知されている日、ふらっと立ち寄るだけでOK。
名前もいりません。予約もいりません。
ただ、「ちょっと話せる場」がある。それだけで空気は変わります。
🧩 相談内容は、こんなものでも大丈夫:
- 「誰にも言ってないけど、ちょっとモヤモヤしてる」
- 「この言い方って…どうなんだろ?」
- 「転職を考えてるけど、何から動けばいい?」
- 「家族のことでも相談していいですか?」
📌 ポイントは、“対立を生まないこと”
まちかど相談室は、誰かを責めたり、会社に文句を言う場所ではありません。
問題があるなら、仕組みで解決できる方法を探すのが目的です。
相談内容は許可なく外に出しませんし、必要なら匿名で「改善の提案書」を出すこともできます。
💡 なぜ“行政書士”?
行政書士は、「相談を受けて終わり」ではなく、文書化・制度化ができる国家資格です。
だからこそ、声をただの“つぶやき”にせず、改善につなげることができます。
🎯 最後に:
「何も起きていない今だからこそ、空気を変える準備ができる」
社内まちかど行政書士相談室は、“誰も困っていないように見える職場”にこそ必要な制度です。
どうぞ、のぞきに来てください。
「何もない」の確認でも構いません。
その一歩が、職場の空気を変える風になります。