「親が歩くと、子どもが振り返る」――本当にそうでしょうか?
「引きこもり」は、まだ気づいていない子が迷っているのではなく、
すでに“気づいてしまった子”が、親と自分を守るために立ち止まっている、そんな状態かもしれません。
たとえば、こう考えている子もいます。
- 「どうせ自分は誰の役にも立たない」
- 「このまま動いたら、親をがっかりさせてしまう」
- 「頑張れない自分に、もうチャンスなんか残っていない」
これは甘えではなく、「これ以上壊さないように」と考え抜いた末の選択です。
親が歩むことが、すぐに希望になるとは限らない
子どもは、親が何かを始めたり、前向きな言葉をかけたりすることを、
すぐに「希望」だと受け取れるとは限りません。
むしろ、「また何か期待されるのでは」と思って、もっと距離を置こうとすることもあります。
でも、親が“誰かのため”ではなく、“自分自身のため”に歩んでいる姿――
それは、ゆっくりと時間をかけて、子どもの心に届いていくことがあります。
「親は、元気にやってるみたいだ」
「前よりも、無理していない気がする」
「だったら、自分も少し動いても大丈夫かな」
それが、最初の小さな一歩につながることがあるのです。
私は、支援を“発見する”人でありたい
私は行政書士として、制度や書類を扱う仕事をしています。
けれど本当は、「こうすればいい」と答えを出す専門家ではなく、
「その人にとっての支援」を一緒に探し、発見する立場だと思っています。
引きこもりや不登校の問題は、制度だけでは解決しません。
けれど、制度や言葉の使い方次第で、「安心の足がかり」をつくることはできます。
このページが、誰かの静かな気づきのきっかけになればうれしいです。
■ 話してみたいと思った方へ(2つの方法をご用意しています)
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あなたの静かな歩みが、きっと誰かの“動き出したい気持ち”と重なる日が来ます。
焦らなくてもいい。止まらなくてもいい。
ただ、一緒に“見つけて”いけることを、私は信じています。