題 小鳥のおもい
ナレーター
「むかしむかし、“家族の木”がありました。
小鳥たちはそこで遊び、ねむり、元気にくらしていました。」
長老(木の守り神)
「木を大切にしなさい。木があれば、雨の日も、風の日も、みんな安心してすごせるよ。」
ロボット(新しい考え)
「ふるい木は、いつかわれるよ。
それなら、新しい木をさがせばいい。きっとすぐに見つかるさ。」
子ども(小鳥)
「えっ? 木がなくなったら、ぼくたちのねぐらはどこ?
夜になったら、どこでねむればいいの?」
ロボット
「大丈夫! 空をとべば、どこにでも木はある。
だから心配しなくていいんだよ。」
子ども(小鳥)
「…でも、しらない空をとぶのはこわいよ。
あたらしい木も見てみたいけど、ここがいいな…。」
ナレーター
「大人の小鳥たちは、新しい木をさがしに飛んでいきました。
小さな小鳥たちは、不安で目をとじられませんでした。」
全員で
「ほんとうに大切なのは、古い木? あたらしい木? それとも…ここにいる小鳥たちの心?」