SNSでは「誰かに届く」ようで、実は“誰にも届いていない

SNSには「いいね」や共感コメントがつくこともあります。しかし、それは一時的な承認であり、本当の問題解決には結びつかないものです。

人が本当に求めているのは、自分の苦しみを理解し、改善に向けて誰かが動いてくれること。しかし、SNSは気持ちを共有する場ではあっても、解決には至りません。

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「軽さ」が逆に自分を空虚にする

SNSの文章は、短く・分かりやすく・ウケを狙った形になりがちです。しかし、本当の苦しみはそんな短い言葉では表しきれません。

また、「バズる」「伸びない」「見てもらえない」といった数字に振り回されるうちに、真剣な気持ちが消費されてしまったように感じることもあります。

「形にならない怒り」は、結局“誰にも裁かれず、癒されない”

たとえば「親に傷つけられた」「学校に裏切られた」と感じたとしても、SNSではその相手に届かず、誰も責任を取ることはありません。

本当に求めているのは、「あなたは間違っていなかった」「それは不当だった」という公的な承認。それが得られない限り、気持ちは“閉じたまま”になります。

だからこそ、SNSと「制度」をつなぐ存在が必要

SNS=思いを出す入口
行政書士などの専門職=思いを社会に届ける出口

この間に立ち、心の交通整理や社会への接続支援をする人の存在が必要だと感じています。

もし、「SNSでは届かなかった気持ち」「空回りした怒り」があるなら、それを形ある言葉にすることも可能です。まずは、どこから始めていきましょうか?

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